泉自動車学校にあるツバメの巣は現在4つ。
そのうち2つの巣では今年2回目の子育てが順調に進んでおりました。
ところが、暑くなるにつれてツバメの天敵であるヘビさんがしばしば顔を見せるようになりました。
結果的に2つの巣のうちの1つはヘビの襲撃を受けてヒナちゃんたちが食べられてしまい、もう一方の巣では7羽のヒナちゃんたちがすくすくと成長を続けていました。
数日前の朝、そのうちの1羽が巣から落ちているのを出勤したばかりのスタッフが発見!
阿部インストラクターと武田インストラクターがそっと保護し巣に戻してあげました。↓
ところがそのまた翌日、同じヒナが巣から落ちているではありませんか!
どうやら巣の中で一番小さくおとなしいヒナだったので兄弟たちに落とされている様子。↓
たまりかねた金野インストラクターが『俺が育てる!』と言い、ネットで飼育方法を調べました。
初めて知ったのですが、ツバメって勝手に保護して育てちゃいけないんですねー。
ちゃんと役所に届け出をして許可がおりれば1ヶ月の範囲で育てることができるみたいです。
その上、体温管理が難しく40~42度ほどの体温を維持するために30度以上は保たないとダメだし、エサもひっきりなしに与え続けなければならないということです。
そんなこんなで飼育を諦め、ヒナちゃんの実家の向かい側にある空き家にいじめられっ子のヒナちゃんを住まわせることにしました。↓
いじめっ子の兄弟たちはヒナちゃんが快適な一人暮らしをはじめたのを羨ましそうに身を乗り出して見つめています。↓
いじめられっ子のヒナちゃんも『いいでしょう?こっちは広々して快適だよー(笑)』と自慢げです。↓
パパさんとママさんは我が子が分かるのか、別宅のほうにもエサを運び続けてくれました。
これで餓死することもないと一安心していたのですが…。
今朝出勤してみたら、満腹そうな顔をしたヘビの後ろ姿と、小さな家主がいなくなってしまった空っぽの巣が…!!(泣)
『やっぱり俺が育てれば良かった…』と金野インストラクターはショックを隠しきれない様子でした。
残された6羽の兄弟たちだけでも、どうか無事に巣立ちを迎えられますように!!
ちなみに、兄弟たちを狙って再び巣に近づいてきたヘビさんはというと、渡辺インストラクターに見事に取り押さえられ川に流されてしまったとさ。